安東岐国子

二十余年の歴史をもつ満劇において、変わらない物がふたつある。

口の悪いひねくれた男と、舞台を裏で支える、気だての良い女子である。

幼少の頃よりヴァイオリンにいそしむ、病院の箱入り娘である。

そのファンタジーな声は、すでに本体よりも有名になり良くTVで耳にする。

土日も仕事に忙殺され、練習参加が少ないのが何とも惜しまれる。

新世紀の満劇では、全面に押し出されるであろう。