山下良

舞台監督

天職という物はある。

ドイツの森の中をアインシュタインが歩いていると、100m先からでも科学者と分かるが、劇場内にこの人がいると、1000人の中からでも、舞台監督と分かるであろう。入団のきっかけは、兵庫と同じ寿司屋でアルバイトをしていたことによるが、寿司職人もまた天職といわざるを得ない。

実生活では、滋賀県の広大な邸宅でIT技術の会社を経営。未だに紙の文化に頼っている満劇にITの風を起こす。彼宅で供される、鴨鍋のだし、うどんの腰の強さは、絶品である。