春夏秋冬サラリーマン

詩・曲・編曲・歌 宮崎仁誠
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夕焼け小焼けで日が暮れて、今日も一日働いた
窓辺の花は変わるけど、帰る時間は昨日と同じ
春は帳簿の書類の山に、桜がつもって新年度
出張帰りの足下を蛍に止められ夏の夜
花も実もあるサラリーマン

向かいのビルに灯がともり、今日も一日ご苦労さん
月は東に日は西に、帰るところはいつもと同じ
秋の夜は虫の声に、上司の小言もかき消され
ああ冬の日は、つもる話で雪見酒
四季それぞれにサラリーマン

朝から晩までサラリーマン
今日も明日もサラリーマン
春夏秋冬サラリーマン

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“サラリーマン”は堂々と使われている差別用語だと思っています。何しろ、いい意味でこの言葉が使われるときはありません。平凡、日常、没個性の枕言葉みたいなもんでしょうか。そして、ほとんどの人が自分だけは普通のサラリーマンじゃないと思っていたりします。会社にも、毎日毎日の変化があり、面白いことはあるはずだ、というのが発足以来のテーマです。それは、決して反語ではないと思っています。このころ、私の会社は京都府南部の丘陵地帯に移動し、本当に田舎というか、不便というか、でも窓の外に見える夕焼けだけは大変きれいでした。リズムは「ろばのパン屋」、伴奏は昭和30年代の昼のNHKラジオからイメージしています。実は、この曲は「会社の団欒」のテーマソングとして作成し、当初荻野哲也が歌う予定でしたが、彼がけがをしたため急遽私のへたくそな歌で作成となってしまいました。この曲の再録音をもって、彼の全快の仕上げとしたいものです。

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